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奄美大島で直撃された台風の一部始終 [奄美大島]

8月6日 奄美大島
台風10号が沖縄に近づく。940ヘクトパスカル、最大瞬間風速50m沖縄からかなり離れた奄美大島でも風が強まり、午前中は海で泳いだが、午後は波が高くなってくる。ただし、リーフの中なので、リーフがなければとても危険で泳げなかっただろう。

8月7日 奄美大島
いよいよ台風が接近する。時速15kmのため中々やってこない。午前中は、大島紬センターへ観光へ行ったが、午後は風が強まり危険なためスーパーで食料を買い込み、室内でじっとしていた。泊まったところは、今井崎にある海岸端の「渡連キャンプ場」のバンガロー。午後6時いよいよ風が強まる。かなり接近してきた。風が真横から吹き、「ゴー」という音になってくる。今まで見たこともないものすごい風である。外には危険でとても出られない。

午後8時35分、突然風がやむ。台風の目の中に入ったのだ。うそのように静かになる。嵐の前の静けさといった感じで不気味だ。そして、約1時間後風が再び強まる。すぐに停電してしまった。一度復旧したが再び消え、翌日まで復旧することはなかった。もう寝るしかない。耳栓をして寝る。台風通過後の吹き戻しで再びものすごい風。午後11時43分、ベッドが激しく揺れる。思わず手すりにしがみついた。ものすごい風で、地面がかなり揺れる。地鳴りがしている。雨もものすごく、降るというより打ち付けている。二段ベッドの上にいたが、あまりに揺れるので怖くて下に下りた。停電のため、エアコンも止まり室内はものすごい熱気。
しかし、窓はとても開けられない。その上、海岸に近いためかなりの砂が飛んできている。バンガローが飛びそうで、とても怖くて眠れなかった。バンガローが揺れる。このとき、中心気圧が940ヘクトパスカル、最大瞬間風速43m。本州に来るとこの半分ぐらいの勢力になってしまうので、本当に沖縄・奄美地方でしか味わえない台風だった。しかも、地元の人によると10年ぶりの大きな台風だったそうだ。台風に慣れている地元の人でさえ怖くて眠れなかったと言っていた。

8月8日 奄美大島
 午前6時、風はまだ収まらない。種子島付近まで遠ざかったが横殴りの風は収まることを知らない。8時、ようやく外に出られるようになる。しかし、風はかなり強く足元が取られる。9時ごろようやく暴風雨圏内から出たようだ。バンガローの周りは、椅子が吹き飛ばされ畑のバナナの木が根こそぎ倒れ、収穫間じかのパパイヤは葉っぱが全くなくなっていて、幹と実だけになっている。グアバもほとんど折れ、パッションフルーツの実も根こそぎ落ちていた。
 命があってよかったと実感したのは、生まれて初めてだった。本当に生きた心地がしなかった。自然の力のものすごさを体感した。この台風10号で北海道を中心に大きな被害が出て、死者も大勢でたが、奄美大島でほとんど被害が出なかったのは、さすがとしか言いようがない。

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奄美大島に台風直撃で飛行機はどうなったか? [奄美大島]

8月8日 12:50 奄美大島発東京便で帰える予定でした。停電で電話が通じないためとりあえず空港に行きました。途中の信号機もすべて消えていて、空港だけは自家発電でかろうじて動いていました。東京からの便が来ないと飛ばす飛行機がないということで、東京からの便が飛ぶかどうか待たされました。9時30分から2時間以上待ち結局キャンセルでした。飛行機がキャンセルになるとどうなるのかこのとき初めて知りました。その便はなかったことになり、改めて飛ばすことをしないのです。つまり、その後の便にキャンセル待ちで入り、キャンセルがあれば乗れるのです。無かったら? その次の便にまた1からキャンセル待ちです。
ずっと無ければ永久に乗れません。
 これってあまりにもひどくないですか? お金払ってるんですよ。(今回はマイレージを使ったので1円も払ってないんですけど・・・)
 1日2便なので、次の19時の便をキャンセル待ちしてくれと言われたけれど、それに乗れないと、明日になってしまうのです。しかも、空港は閉鎖されてしまい、空港にもいられず、つまり午後7時に空港を追い出され、一家で野宿をしなければならないのです。ハブが出るかもしれないのに・・・そんな、当ても無く8月8日も、翌9日もキャンセル待ちをするために空港に一日も二日も、下手をすると何日もただぶらぶらするのなんて、なんかおかしいですよ! 航空会社は改善せよ! 
 そんなのはいやなので、いつの便なら乗れるか尋ねると、10日の便が空いていて、結局10日の便をとることにしました。この選択は成功でした。8日の便は、いくら待っても飛ばなかったので。翌9日の便もキャンセル待ちで入れたとはとても思えません。何しろ、3日以上も飛行機が飛ばず、キャンセル待ちの人たちがものすごくいたはずです。


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